メンバーを見渡すと、芝1200m戦未勝利の馬がいたり、そもそも芝で未勝利の馬がいたりと、フェブラリーステークスに続いて専門色の薄いメンバー構成。ディバインシルバーやコスモフォーチュンあたりがどういう走りをするか見物ですが、6ハロン息をいれずに一気に、、、というレースにはならないような気がします。
それならば、昨年のオレハマッテルゼ・ラインクラフトや、一昨年のアドマイヤマックスのように、マイラー寄りの馬が上位に来てもおかしくないでしょう。
ということでスズカフェニックス、プリサイスマシーン、マイネルスケルツィら1400m〜1600mあたりがベストな馬を軽視するのは危ない。
一方で、スプリント重賞の実績馬を見渡すと、GI初挑戦だったり、8歳9歳の高齢馬だったり、シーイズトウショウやビーナスラインあたりは（真偽が疑わしい情報源ですが）ここが引退レースで繁殖入り予定という話も聞いていて、なかなか中心視できる存在が見当たらず、予想する側としては悩ましい。
中心視するのはプリサイスマシーン。
前走は好調の安藤勝己騎手にしては珍しく判断を誤ったような感じで、道中前に割り込まれて中団内ラチ沿いに押し込まれる展開。それでも立て直して1着同着まで持ってきたのですから、馬自身としても鞍上とのコンビとしても充実期を迎えていると思います。
相手はアンバージャック。昨年、500万条件から4連勝で京阪杯まで制しましたが、その後の2戦は人気を裏切る形。芝1000〜1200m戦での連勝でしたが、おそらくはスプリント戦の息が入らない流れは得意ではなく、どこかで一息いれて末脚を活かすタイプの馬でしょう。馬場状態も考えると、他馬にスピードだけで押し切られる心配も少なく、今回は流れが向きそうな気がします。
手をひろげはじめたらきりがない感じで、買い目を絞るならこの組み合わせ。馬単とワイドで。
