菊花賞 予想

先週の秋華賞はディアドラがゴール前差し切って勝利。

日曜日は一日中雨となり、馬場状態は徐々に悪化、秋華賞は重馬場でのレースとなりました。時計自体は極端にかかるような馬場ではなかったものの、トップスピードへの急加速は難しいような環境に見えました。

テンからカワキタエンカがハナを主張し、隊列はすんなり決まったように見えたのですが、ファンディーナとアエロリットの番手組がかかり気味に逃げ馬を突っついて1000m通過は59秒1、急流となりました。

勝ったディアドラは道中は後方の外目に位置し、3コーナーで内に潜り込むとスピードを落とさず4コーナー出口までに中団に押し上げ、直線を向くとスムーズにまた外へ。ただ1頭上がり3ハロン36秒を切る末脚で先に抜け出したモズカッチャン・リスグラシューなどを捕えきりました。

実況中継を観ていて、ディアドラがいつの間にか内ラチ沿いを走っていたので驚いたのですが、パトロールビデオを確認すると、外から内へ、内から外への移動が大胆かつスムーズで、それもまた驚きでしたね。

ルメール騎手のコース取りも凄かったですが、ディアドラのコーナリングの巧さ、操縦性の高さが見事に発揮されたレースと感じました。

道悪でも能力があまり削がれなかった点も勝因の一つでしょうが、おそらく良馬場でも高い確率で勝てていたのでは。

モズカッチャンのデムーロ騎手は、テンに番手につけながらも前が速いと見るや少し位置を下げたのは好判断。前のスピードが鈍ってくると逆に押し上げていって地力勝負に持ち込んで、結果は3着でしたが好騎乗と感じました。不利のないように心を尽くしたような騎乗だったリスグラシュー武豊騎手も良かった。

馬券は狙ったディアドラの単複が綺麗に決まって快勝。

 

さて今週は3歳クラシック最終戦菊花賞

ダービー馬レイデオロ以下、1~3着馬が不在。重賞勝ち馬自体も18頭中3頭のみで、うちブレスジャーニーは11か月ぶりの実戦。春二冠を争った馬の少ないメンバーとなりました。一方で夏に古馬相手に1000万条件を勝ってきた馬が5頭。比較の難しいメンバー構成です。

人気もバラバラで、アルアイン、キセキ、ミッキースワローの3頭が単勝5倍台で順番を入れ替え入れ替えしているような状況です。

京都は雨が降り続いていて、この雨はレースの時刻まで止むことはなさそう。馬場悪化は避けられず、おそらくはかなり時計のかかる不良馬場でのレースになりそうです。

今回はかなり予想が難しい。。。

 

実績一番の皐月賞アルアインは稽古の動きも良さそうで、これがマイルか1800mぐらいのレースなら買いたいところですが、3000mの菊花賞となるとなかなか手を出しづらい。前走もスローペースを良く折り合って2着には来ていますし、格だけで上位に食い込む可能性もありそうですが。。。

 

注目はキセキ。

祖母が快速馬ロンドンブリッジ、母の全弟がグレーターロンドンと聞くと、トップスピードに長けた快速馬をイメージしますし、実際に中距離戦で速い上がりの脚を繰り出して勝ち上がってきては来ていますが、長めの距離への適性はメンバー中上位にあると考えています。

長所はトップスピードの速さと持続力を兼ね備えている点。加えて追い出されてからの反応。道中じっと我慢していられる気性でもあり、例年の菊花賞ならここから流して買いたいような馬です。

不安な点は道悪。配合を見ているとむしろこなせそうな印象もあるのですが、トビが大きく前々走のような伸び脚は期待薄でしょうか。厩舎コメントも『父ほどのパワーはないので道悪は半信半疑』とあり。

前走減らしていた馬体も戻ってきているようで、状態は良さそうなのですが。。。

 

他ではダービーでも狙ったマイスタイル。

秋初戦の内容が案外で、今回は大外枠、更に乗り替わりという条件。狙いを下げるつもりでいたのですが、こちらはこの天気なら、、、という期待から。

巧く序盤から内に寄せることができれば、道悪でも飛ばしてゆくような先行馬も見当たりませんし、前々で我慢しているうちに他がバテて上位入線という結果も。

 

◎ キセキ

○ マイスタイル

トリコロールブルー (前走なかなかの好内容。春は遠征で馬体を減らして苦労していたが長距離輸送のない今回は面白い)

 

今回気になる馬は多いのですが、かなりな不良馬場になりそうでレース予想も立てづらく、馬券は金額控えめにしようかと。3頭のワイドボックスとマイスタイルの複勝狙いで考えていて、キセキの単勝をオッズ次第で加えようと思っています。

さてどうなりますか。