ジャパンカップ 予想

先週のマイルチャンピオンシップペルシアンナイトが優勝。

マルターズアポジーの逃げは半マイル通過46秒7のペースで、渋った馬場を考えるとそう遅くもなく、速くもなくといったペースになりました。

直線では馬群が内外に広くバラけましたが、馬場の真ん中からエアスピネルが抜け出し、サングレーザーが追いすがるところ、間を鋭く伸びてきたペルシアンナイトがゴール前差し切り。奇しくもこの3頭は3頭とも道中インから1頭分あけたところを通っていた馬。コースの内ラチ沿いだと荒れすぎで、外だと距離ロス分を挽回できる乾き具合ではなかったということかもしれません。

エアスピネルのムーア騎手にとっては、巧く流れに乗り、巧く外に持ち出して、巧く勝ちパターンに持ち込めたレースだったのではないかと思いますが、デムーロ騎手の『冴え』に屈してハナ差の負け。大きなチャンスを逃してしまいました。

皐月賞ではデムーロ騎手にかなり巧く導かれて2着止まりだったペルシアンナイトは、馬込みでポジションを主張できる速さ・操作性の高さに磨きがかかったようで、鞍上の大胆な判断に見事に応えて初G1制覇。今年のG1で10戦連続複勝圏内に持ってきているデムーロ騎手の調子の良さもあるでしょうが、馬と騎手とのかみ合わせが抜群なように感じました。

ウインガニオンは序盤にポジションを獲らず(獲れず?)、外々を回らされて早々に失速。ちょっと消極的なレースに見えました。馬の力量差云々と諦める前に、もう少し果敢に挑戦するところが見たかったです。残念。

レッドファルクスは0秒4差8着。中団から差してきてはいたのですがいつもの脚色には程遠いもので、負け方としては少し意外な感じでした。もう少し後ろからの競馬でも良かったのかも。

 

さて今週はジャパンカップ

極悪馬場の天皇賞からの転戦組が半数以上を占めるメンバーですが、今回は良馬場でのレースになりそうです。レコード決着とまではいかないでしょうが、それなりに速い時計の決着になりそう。

外国馬含めて先行馬の頭数が揃いました。キタサンブラックに再度の出遅れがなければ、この馬の主導で道中スローペース・早目スパートという展開が予想されますが、外国馬が素直にこの仕切りに付き合ってくれるかはわかりません。

そのキタサンブラックはまたしても軽めの稽古。前走天皇賞はこれで結果を出してしまいましたが、あまり良い印象は持てません。

 

注目はソウルスターリング

2走前の毎日王冠は押し出されての逃げに失敗。前走天皇賞は道悪。この秋は思うようなレースができないでいるこの馬ですが、今回は先行馬の揃った良馬場のレース。巻き返しの目は充分にあります。

この中間の稽古の動きが素晴らしく、道悪を走った疲労を心配するどころか、かなりの上積みが見込め、好時計好内容だったオークス以上の走りが期待できそうです。

53キロの斤量も魅力的。

 

シュヴァルグランは休み明けの前走、他馬より斤量を背負っての負け方が悪くなかったので期待していたのですが、どうも稽古の動きが芳しくないので評価を少し下げ、調子の良さそうなレインボーラインを相手筆頭に。

 

狙うべきは有馬記念の時なのかもしれませんが、そろそろこの馬向きの季節になってきたのでヤマカツエースの走りにも注目。

 

ソウルスターリング

レインボーライン

ヤマカツエース

シュヴァルグラン

ラストインパクト

 

馬券はワイドボックスを中心に考えています。

はたしてどうなりますか。