今週は夏のグランプリ、宝塚記念。
先週は晴れてレコード決着にもなっていた阪神の芝コースですが、今週は雨で現在は稍重発表。レースまでの降雨次第ではさらに悪化しそうな馬場です。
キタサンブラックが単勝1倍台の人気になっていますが、昨年の宝塚記念で3着に敗れた際もまた渋った馬場でした。昨年は前半マイペースで飛ばして行きましたが、後半やや苦しくなり、必死に粘るもゴール前でマリアライトとドゥラメンテに交わされての3着。時計の面ではまずまずのレヴェルで走破していましたので、去年ぐらいの馬場悪化までなら対応して走れるのでは。
それより気になるのはこの宝塚記念がシーズン最終戦にあたること。
キタサンブラックは3歳春シーズンの日本ダービーで14着、3歳秋の有馬記念で3着、4歳春の宝塚記念で3着、4歳秋の有馬記念で2着と、連戦後のシーズン最終戦で星を落としています。もちろん敗れた各レースとも相手が揃ったG1ですからそうそう楽に勝てるわけではありませんが、走法からも血統面からもシーズン終盤の馬場より序盤の綺麗な馬場の方が向くタイプ。連戦で多少なりとも疲れが残った中での荒れ馬場は、いかに年度代表馬とはいえ付け入る隙がありそうです。
単勝1倍台では狙いづらい1頭。
注目はレインボーライン。
前走の春の天皇賞では序盤に行き脚が悪く後方に下がってしまい、良いところがなく終わってしまいました。距離を考えて外枠から無理はできなかったという点もあったかと思います。
今回は距離2200mと短くなり、多少渋った馬場も好材料。今回は鞍上が乗り替わりで久々のコンビになる岩田騎手になり、ここ数戦のような後方一気の戦法ではなく、少し前のポジションの内よりで脚を溜めてきそうなのも面白い。
稽古の動きも良く、前走からの巻き返しに大いに期待します。
◎ レインボーライン
○ シュヴァルグラン
▲ ミッキークイーン
馬券はワイドボックス狙いですが、前走の敗因に『過去に傷めた患部を気にしていた』と挙げていたミッキークイーンはやや軽めに。稽古はよく動けていると思うので、レース中に痛みがでたりしなければ能力的には足りると思うのですが。。。
ではどうなりますか。