ホープフルステークス 予想

今年から12月28日も中央競馬の開催が行われるようになって、週半ば、仕事納めもまだまだ先なのにこれを書くのはなかなかしんどい。。。

 

先日の有馬記念キタサンブラックが優勝、引退レースを勝利で飾りました。

ジャパンカップで負かされたシュヴァルグランへの対抗策だったのでしょうか、キタサンブラック武豊騎手の取った戦術はスローペースからの上がり勝負でした。序盤こそ先手を奪ってそこそこのラップを刻んでいきましたが、中盤グッとペースを緩めて後続を停滞させ、4コーナーからの追い出しで勝負を決めてしまいました。

鈴をつけに行ったはずのシャケトラ=福永騎手が番手でがっちり壁を作るような格好になって、さらに舞台がコーナーを回り続ける中山2500mとなると、他の馬は全く動かない・動けない状況に陥り、キタサンブラックにとっては極めて楽な展開。

勝利を求められたレースで結果を出した勝ち馬は賞賛されるべきでしょうが、レース自体は低調と感じました。

トップスピードをあまり維持できないものの、一気の加速ができて登坂も苦にしないクイーンズリングが内を掬って2着。枠順の利もありましたが、レース展開がこの馬に向きました。

逆に長く良い脚を使ってタイトルを獲ってきたシュヴァルグランは、この展開で持ち味を活かせず3着。もっとも、直線左右から挟まれる大きな不利があった上での3着で、力のあるところは見せられたように思います。

ヤマカツエースは0秒8差10着。

序盤から2列目のインのポジションを獲れていたのですが、前のキタサンブラック・隣のシャケトラが壁になって道中は全く仕掛けられず、不得手な直線の瞬発力比べで他馬に後れを取り、、、というレースでこの馬の良さは出せていませんでしたね。

 

さて今日は、今年からG1に昇格したホープフルステークス

木曜日のレースということで、各馬は有馬記念当日の日曜日の追い切りに。

右回りG1の追い切りなのに栗東ウッドコースが左回り設定になっていたり、調教映像が撮れていなかったりして、稽古の動きを参考に馬券を組み立てるのがなかなか難儀なことになっています。

稽古といえば、人気の一角ルーカスが日曜の追い切り中に放馬してしまうアクシデント。映像を見ると、何か気に入らなかったのか馬の方から乗り手を振り落としにいったように見え、特に故障があるようには見えませんでした。厩舎サイドも馬体におかしいところはないとの判断で出走を決めたようですが、我の強そうな馬でテン乗りは難しそうですね。

 

中山の芝コースは暮れの開催ということで徐々に荒れ始めてきてはいますが、まずまず時計の出るコンディション。距離経験のない馬も多く、良馬場で2分1秒台の決着を予想しています。

 

注目はジャンダルム。

新馬・デイリー杯とマイル戦を2戦2勝。今回は初コース・初輸送・初距離となります。

母がスプリント女王ビリーヴということで陣営は距離を課題に挙げていますが、父Kitten's Joyとの組み合わせを考えると、半兄姉よりは距離の融通が利きそうです。また、小足が利き、ギアチェンジの反応も良いので、スローペースからの上がり勝負で強そうなのも魅力。将来的にはマイル近辺の距離が適しそうですが、今回ゆったり流れるようなら2000m戦でも充分勝機があると思います。

 

フラットレーやルーカスは好配合でアッサリ勝たれても不思議はない血統馬ですが、体が出来てくるのはまだまだ先になりそうな配合で、流し馬券の軸にはしづらい印象。

タイムフライヤーは荒れた馬場が得意そうで、展開が向けば怖い1頭。

 

人気がそれほどないところで気になるのがジュンヴァルロ。

緩急をつけた走りが不得手で、堅い馬場での上がり勝負だと上位浮上は難しいかもしれませんが、マイペースでハナを切らせたら均一ラップを長く維持できそうな中距離馬です。ポンとスタートを切ってレースを自分の仕切りにしてしまったら、後続の体力を削ぐような粘っこい走りをしてきそうです。

その展開はジャンダルムにとっては望む流れではなさそうですが。。。

 

◎ ジャンダルム

○ タイムフライヤー

▲ ルーカス

△ フラットレー

注 ジュンヴァルロ

 

馬券はジャンダルムの単勝と、ジャンダルムからの馬連かワイドの流し馬券、それにジュンヴァルロの単複を考えています。JRAスーパープレミアムとかなんとか、ファン側に有利な控除率設定になるようですが、調子はよく掴めていませんし、仕事でパドック中継も見られなさそうなので、今回金額は控えめにしようかと。

さてどうなりますか。