2018年度 私的年度代表馬

例年通り、選考対象は2018年中に国内で1走以上した馬です。

 

年度代表馬 アーモンドアイ (5戦5勝 桜花賞優駿牝馬秋華賞ジャパンカップ)

今年の後半は、3歳馬の強さが目立ちました。重賞級・G1級が輩出されて入れ代わり立ち代わりチャンピオンになっていった牡馬に対し、牝馬はこの馬の強さが揺るぎませんでした。6年ぶりの牝馬三冠に、斤量差があったにせよ3歳牝馬でのジャパンカップ制覇は偉業。

 

殊勲賞 ファインニードル (6戦4勝 高松宮杯スプリンターズステークス)

海外遠征先では地元香港勢に敵いませんでしたが、国内に限れば4戦無敗。レッドファルクスの後を継いで国内のチャンピオンスプリンターの座につきました。巡航速度に優れ、スプリントG1の激しいペースにも楽について行けるのが強み。オーナーがゴドルフィンですから、来年はドバイ遠征もあるかも。

 

敢闘賞 リスグラシュー (7戦2勝 エリザベス女王杯)

初戦の東京新聞杯で久々の勝利を手にすると、今年の前半は(それほど得意でないはずの)マイル路線。G1ヴィクトリアマイルではまた惜敗してしまいましたが、中長距離路線へ転じた今年の後半ではついにG1戴冠。暮れの香港遠征ではまたしても惜敗してしまいましたが、もうひとつきっかけがあれば、ポンポンとG1を勝ち続けそうな馬です。

 

技能賞 フィエールマン (4戦3勝 菊花賞)

おそらくJRA賞の最優秀3歳牡馬は別の馬になると思いますが、僕の中ではこの馬が3歳牡馬で一番印象的でした。非常にレースが器用な上、巡航速度もトップスピードも高レヴェル。鞍上のゴーサインに反応しての急加速もスムーズで、中長距離で長く活躍できそうな素材。

 

 

本当は、ここにディアドラが入ることを期待していたのですが、G1タイトルが獲れなかったので断念。騎手都合でローテーションを弄られた上、肝心な香港カップではスローペースから逃げ馬にしてやられ。。。個人的に府中牝馬ステークスは今年最も印象的なレースで、秋の主役になりうる存在だと思っていたのですが。

一方昨年、2018年期待する馬として名前を挙げたステルヴィオは、春クラシックこそ勝てませんでしたが、秋はマイルチャンピオンシップ制覇。上の選からは漏れましたが、結果を出しました。

 

2019年に期待する馬は、まずはフィエールマンとディアドラ。

それから、まだ1000万条件を勝ったばかりですがレジーナドーロ。レジネッタの子供でようやくオープンで活躍できそうな仔が出てきました。末のスピードは非常に見応えがありますし、期待できそうです。

 

それではよいお年を。