馬インフルエンザ騒動は収束・・・ってわけではないですよね?

馬インフルエンザの感染発覚から半月が経ち、JRAでの感染馬も目立って減少傾向にありまずはひと安心・・・といった印象の報道が見えますが、これでおしまいではないですよねぇ?


ひところの、恐怖の感染症に”汚染”、何が何でも開催中止すべき、という論調にはまったく良い印象を持たなかったのですが・・・、(地方競馬はおいといて中央は)もう大丈夫、みたいな筆は余計にひどいように思います。


そのうちわかるだろうと思っていたのに、なかなか情報がでてこない疑問点が多々あるのですが・・・


○ワクチン接種されているにもかかわらず、インフルエンザの症状が出た馬がいるのは、ウイルスが新種なのではないか。
○ウイルスが新種なら、これまでと同じ検査方法で感染を調べられるのか。
中央競馬では感染馬が減っているとされているのに、逆に金沢や岩手・南関東・北海道営競馬では増えているのはなぜか。(美浦栗東でのピークが8月中旬より前だった?、検査キットが地方に行き渡ったのがここ最近?、中央の現況は小康状態で本当のピークはもっと後かも?、本当は中央でも感染馬がいっぱい?・・・とか?)
○そもそもなぜ真夏にインフルエンザの流行なんておきたのか。
○動植物の輸入に慎重で検疫も厳しいはずのオーストラリアでも流行していて、(原因は不明と豪州政府は言っているけれど)日本からのシャトル種牡馬が感染源という説も出ているのはどういうことなのか。
○8月25日・26日の「感冒のため出走取消」が8頭もいたのは、インフルエンザとは無関係なのか。


どうもわからない。調査中でまだ結果が出ていないだけかもしれないけれど、なんとなく、そのうち報道されてわかるようになる感じもしない。。。


競馬をやるというのなら構わないけれど、「いろいろと」大丈夫なの?


 


カク地のコスモバルクは直接美浦に入厩できず、トウショウナイトは”適適適適適クラ”の札幌日経OPが突然なくなってしまい調整のやりなおし。
重賞で人気と看板を背負うような実績馬が休養先で足止めをくらいトレセンに戻れず、本来出走するはずだったレースに出られなかったり、調整不足のまま出走してくるということも起きるでしょう。
海外遠征を予定していた馬が国内に残ることになりましたが、それでも秋の番組がグレードひとつ分ぐらいずつ魅力が落ちそうな予感がします。
馬インフルエンザウイルスによる災禍、というよりも、「わからないから」。