皐月賞 予想

先週の桜花賞は、序盤からキャットコインが下げ過ぎた上に予想以上のスローペース。逃げたレッツゴードンキに上がり33秒5の脚を使われては後続はなすすべなし。

道中からあきらめ気味に見ていましたが、直線外と内からクルミナルとコンテッサトゥーレが差してきて2・3着。読みズバリではありませんでしたが的中に。

人気をかぶったルージュバックが沈んだため、2・3着の複勝もワイドもなかなかの好配当でした。

 

さて今週は皐月賞。出走可能な収得賞金ラインが高くなると予想され、実際早くから目標を別に切り替える馬が多数出てきていたのですが、ここにきて故障馬が続出でなんとフルゲート割れに。

距離不向きなニュージーランドトロフィーにまわった馬や、京都新聞杯からダービーへのローテーションを再設定して短期放牧に出た馬の中には、中山芝2000mで面白そうな馬もいただけに、勿体ないことです。

例えば、皐月賞週にベンジャミンステークスを復活させて、抽選などで皐月賞に出走叶わなかった馬の受け皿を作ってもいいのではないかなと思います。2歳の重賞が増えて半端に賞金持っている3歳オープン馬も増えているので。

 

15頭の出走馬、人気の中心は3頭。重賞2勝馬サトノクラウンと、デビュー2戦目で共同通信杯勝ちのリアルスティール、その共同通信杯で差のない2着だったドゥラメンテ。

逃げそうな馬は内目を引いたスピリッツミノル。他ではミュゼエイリアン・キタサンブラックあたりも候補になるでしょうが、いづれが逃げてもペースはそれほど速くはならなさそうです。

フルゲート割れとはいえ弥生賞スプリングステークスよりは多頭数の今回は、決め手に加えて位置取りの器用さが求められそう。

 

注目はリアルスティール。

2着に敗れましたが前走スプリングステークスの終いの脚は目を引くものがあり、今回のメンバーに入ってもトップクラスの決め手の持ち主。加えて、前走にしても前々走共同通信杯にしても、直線で進路を探すのに大きな減速が不要で滑らかに加速できる点が良いところ。

中山コースの経験もあり、余裕残しの前走を叩いて稽古も上々の動き。

多少流れが速くなった場合でも、血統面から時計勝負の対応は可能と見ています。

 

相手は、馬は不器用な印象ですが鞍上にミルコ・デムーロ(中山をマクらせたら現役で一番と思います)を配してきたドゥラメンテと、流れが速まった場合のクラリティスカイが気になっています。

 

◎ リアルスティール

○ ドゥラメンテ

▲ クラリティスカイ

 

「三強」模様で人気を分け合っているので、リアルスティールの単勝は妙味がありそうですが、複勝の方は旨味なし。単勝1点勝負にするか、馬連かワイドを足すかでもう少し考えてみます。

 

去年の毎日杯、ラングレーを見て「良い馬なんだけど、ハブルバブルっぽいなあ」と想ったあの感覚が間違っていなかったことを願って。。。