テイエムプリキュア (阪神ジュベナイルフィリーズ)

阪神ジュベナイルフィリーズは、あいにくの雨で馬場もすべりやすくなっていましたが、GIらしいハイペースで流れる展開。勝ったのは、中団からおっつけ気味に進出し、直線力強く伸びたこの馬。


テイエムプリキュア (Icecapadeちゃん)
牝2 2003/4/8生 父パラダイスクリーク 母フェリアード
牝系 F.No.〔1-x〕 ユキグニ(1986・米)来日より3世代目


アサヒライジングがハナを主張して馬群を引っ張って、前半800m通過が48秒1。(発表は良馬場でしたが)雨で走りにくい馬場になっていたことを考えれば充分ハイペースの部類に入るでしょう。上がりも4F49秒2−3F36秒7とタレていないので、レースレベルとしては上々で、勝ったテイエムプリキュアの力は素直に評価できます。順調なら、同じ阪神芝1600mの来春の桜花賞でも勝ち負けできるのでは。ここで雨を経験したのも後々プラスになるかもしれませんね。


フサイチパンドラは最後にいい脚を見せましたが届かず3着。キャリア2戦目でハイペース・悪い馬場・多頭数と初体験尽くしだったことを考えれば、及第点の内容だったのでは。順調にゆけば、桜花賞オークスの有力候補になれると思います。


不可解な敗戦を喫したのが1番人気アルーリングボイスでした(14着)。道中、口の中を負傷したらしいのですが、それが大敗の原因でしょうか。レース前の追いきりが軽かったですし、体調面で調子を落としていたのかもしれませんね。フサイチパンドラとは対照的にキャリアは充分でしたが、逆にあと1戦少なかったら結果が違っていたかもしれません。