桜花賞 予想

先週の大阪杯はポタジェが優勝。

阪神芝コースは心配されていた雨も降らず、内伸びの良馬場でのレースとなりました。

五分の発馬からじわっと加速したジャックドールが内からすんなりとハナを奪い、1コーナーに差し掛かる時点では1馬身半ほど後続からリードをとりました。

ところが、そこから2番手のアフリカンゴールドが前を突っつくようにペースアップし、ハナのジャックドールも応戦して前半からハイペースに。

前半1000m通過は58秒8。

3コーナーに入り、そこまでも充分速いペースだったジャックドールが、更に加速してロングスパートに入るとレースは完全に消耗戦の様相。

各馬騎手の手が大きく動く中、手応えの良さが目を引いたのが3番手追走のレイパパレと5番手のポタジェ。

直線を向くと4角で先頭に並びかけていたレイパパレがまず抜け出しを図り、内で粘るジャックドールを交わして残り200mあたりで先頭へ。すぐ後ろからポタジェが吉田隼人騎手の大きなアクションに応えこれに並びかけ、道中中団後ろ目から徐々にポジションを上げ直線伸びてきたアリーヴォとの3頭併せの格好に。

坂を上って凌ぎあいは、真ん中のポタジェの体力が最後にモノを言い、クビ差ほど抜け出しての先頭ゴール。

勝ち時計は1分58秒4。ラスト1ハロンのレースラップが12秒5かかったように、バテあい凌ぎあいのレースになりました。

ポタジェはハイペースを承知で果敢に先団にとりつく積極的なレース運びで、見事に押し切りました。馬場の良い内寄りの進路にこだわった吉田隼人騎手の判断も良く、見事にツボに嵌まっての素晴らしい勝利でした。

今回の主なメンバーがそのまま宝塚記念に向かうようならば、同じ内回りで上がりのかかるレースの可能性も高くなり、距離延長に不安の少ないポタジェの連勝も期待できますね。

狙っていたジャックドールは0秒5差5着。前半にアフリカンゴールドに絡まれたことで、いつもの勝ちパターンに持ち込めませんでした。落鉄がありスピードの乗りも今一つだったようで、アフリカンゴールドを引き離しきれなかったことが敗因かなと。

0秒7差9着のエフフォーリアは予想時点で心配していたように、本番直前の調整に失敗していたのではないかなと。馬体重も増えていましたし、走りにキレとか冴えみたいなものを感じませんでした。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週は春のクラシック開幕戦・桜花賞

阪神の芝コースは今週からBコース使用、インコースが有利な状態となっています。雨の影響もなく良馬場で速い時計が出る馬場でのレースになりそうです。

内有利で時計が出る馬場なら逃げ馬に警戒したいところですが、今回は徹底先行タイプが不在。ダートから転戦のカフジテトラゴンはスピードが足らないように見え、パーソナルハイも陣営コメントからは逃げを打たないように聞こえ、隊列はすんなりとは決まらないように思えます。

おまけに今回は折り合い面に不安のある馬がちらほら見受けられ、もしかすると数頭が暴走のおそれも。馬群隊列の予想は難しいのですが、前半からゴチャゴチャとしてペースが上がり、消耗戦の色の濃いレースになるのでは。

体力面、スピードの持続力、終いの決め手といった要素が重要となってきそう。

 

注目はベルクレスタ。

前々走の阪神ジュベナイルフィリーズでは前に壁を作れず、脚を溜められずにロングスパートに打って出て、直線半ばまで先頭争いを演じましたが流石に最後はガス欠、6着に終わりました。前走は道中前の馬が後退してきたあおりで位置取りを下げざるを得ず、直線鋭い脚を使うも3着どまり。不完全燃焼のレースでした。

終いの決め手はこのメンバーでも上位、マイラーらしい巡航速度も持ち合わせており、前半タメが利けば終いのスピードの持続力もあります。前走のレースぶりを見れば、そこそこ流れれば折り合いは問題ないはずで、真ん中寄りの枠を引いた今回は好機か。

稽古もなかなか。軽く仕掛けられてスッと脚を伸ばすあたり、気配はかなり良さそうに見えました。

ムラのあるタイプだと思いますがこのマイル戦は適条件。道中うまく立ち回って末を活かしてもらいたい。

 

他で気になるのはプレサージュリフト。

おそらく桜花賞よりはオークス向き、もっと言うならば古馬になってから大成するようなタイプと見ていたのですが、2歳秋から非凡なスピードを発揮し、デビュー2戦目の前走クイーンカップで早くも重賞勝ち。無事に成長すれば相当な大物となるかもしれません。

使い詰めをせず間隔をしっかりあけてここに出走してきたのも好印象で、稽古も動いたとなるとここでも注目の1頭。

キャリアも浅く、初コース、初の右回り、初の長距離遠征などなどこなさなければいけない課題も多いのですが、ここで好走すれば先々が非常に楽しみに。

 

阪神ジュベナイルフィリーズで本命視したナミュールは前走チューリップ賞では豪快な末脚で快勝しました。レースぶりが大味な印象は変わらず、1番人気に推されるほどの信頼はおけないのですが、あの決め手は確かに魅力的。

大外枠を克服できれば。

 

ハイペースを経験しているフィリーズレビュー組からはサブライムアンセム。機動力があってコーナリングが巧く、馬群からも器用に抜けてくることができます。マイルの時計勝負に対応できれば。

 

◎ ベルクレスタ

プレサージュリフト

ナミュール

サブライムサンセム

 

馬券は4頭の馬連・ワイド・三連複のボックスを考えています。

さてどうなりますか。