さて今年のJRAの最初のG1、フェブラリーステークス。
人気は、昨年のジャパンカップダートの勝ち馬ベルシャザールと、昨年から今年にかけて地方交流G1を5勝しているホッコータルマエ。
昨年度のJRA賞最優秀ダートホースのタイトルは、直接対決での勝敗とJRAのG1タイトルの重みの分でしょうか、ベルシャザールが獲得しましたが、ホッコータルマエも票数を集めていました。
話が外れますが、ホッコータルマエのように地方行脚して勝ちを積み上げてゆく馬がJRA賞を獲るには、交流重賞の出走権のルールを見直す必要があるのではないかなと思います。フルゲートが中央よりも少ない競馬場が多く、しかも実力差のかなりある公営所属馬が半数占めるメンバーでは、G1を名乗っても軽く見られてしまうのは仕方のないところでは。
さて今回『2強』は、ともに真ん中より外寄りの好枠に入りました。ともにゲートには不安のないタイプで、この枠なら芝スタートでもホッコータルマエは先団につけられそう。ダービー3着でダート左回り3戦3勝、同じコースの武蔵野ステークスを勝ちきっているベルシャザールの方はうってつけの舞台。
不安要素と言えばともにこの後ドバイ遠征を控えての調整だという部分ですが、稽古を見た感じでは余裕残しという印象はなく、充分な態勢での参戦とみました。
前半からかなり速く流れるとみて中心視はベルシャザール。
エーシントップらが引っ張る流れなら例年並みかそれ以上に前半が速くなりそうで、同じように速く流れた武蔵野ステークスを勝ったこと、加えて上がりも36秒フラットでまとめたことを考えて、ベルシャザールの方を上位に。
相手はホッコータルマエに加えて、武蔵野ステークスで2着~4着だった、アドマイヤロイヤル・ベストウォーリア・ゴールスキーを。
◎ ベルシャザール
○ ホッコータルマエ
▲ ベストウォーリア
△ アドマイヤロイヤル、ゴールスキー
注 ソロル
前走でオープン特別を勝ってここに臨んできたソロルはずっと期待しているのですが、もう少し長めの距離の方が向きそうで、さらに今回は追走に力を使いそうなので、狙いは次かなあと思っています。