チャンピオンズカップ 予想

先週のジャパンカップはスワーヴリチャードが優勝。

雨は上がったのですが影響は残った重馬場。速い上がりの脚は使えず、外に比べると内寄りのコースの方が走りよいという状況で、戦前から逃げ宣言のダイワキャグニーは淀みないペースでレースを先導しました。

後続の馬は前半から体力勝負を強いられ、最後の直線は道中内目を通ってきた馬同士の消耗戦に。

レンブーケドールがダイワキャグニーに体を寄せながらかわしにかかると、その動きで前方進路が塞がったスワーヴリチャードのマーフィー騎手は内ラチ沿いへ進路を切り替えて再度追い出し。反応よく加速したスワーヴリチャードが一気に抜け出すと、カレンブーケドールは応戦しますが脚色は前者が上。ジリジリとリードを広げたスワーヴリチャードが押し切り先頭ゴールへ。

レンブーケドールが0秒1差2着、さらに0秒2差でワグネリアンが3着。ジリ脚タイプで前半から積極的に前目の内寄りを進んでいた馬が上位を独占する結果になりました。

直線前が塞がった時に内にスペースが開いていたという運はありましたが、スワーヴリチャードのマーフィー騎手の進路取りと追い出しのタイミングが非常に良かったという印象。最後は腕で騎乗馬をゴールへ持ってきた感じもありました。

狙っていたルックトゥワイスは1秒4差10着。道中は後方で、直線進路取りが巧くゆけば上位食い込みのチャンスありという展開に見えたのですが、なかなか前にとりつけず直線も伸びず。残念な結果になりました。

馬券はハズレ。

 

さて今週はチャンピオンズカップ

フェブラリーステークスを勝ったインティに、帝王賞JBCクラシックの勝ち馬や前哨戦の武蔵野ステークスみやこステークスの勝ち馬と、土つかずの5連勝の新星クリソベリルが加わって、名前にふさわしい頂上決戦となりそうな好メンバーになりました。

晴れの日が続き、中京のダートコースは乾いて力が要る馬場状況。

ロンドンタウンが外枠を引いてしまったので、インティの単騎逃げかなと予想しています。コース形態から前半はスローペースになりそうで、1分50秒ぐらいの決着か。

 

注目はチュウワウィザード。

1月にこのコースで行われた東海ステークスが馬場状態からも非常に参考になりそうで、そこで好タイムで駆け抜けたのが1着インティと2着のこの馬。この時は乾いた馬場で力強い末脚を駆使しており、奇しくも3番枠チュウワウィザード・4番枠インティと今回と全く同じ枠順なら、今回もだいたい同じような感じで伸びて来れそうなイメージ。

インティよりこちらを上位で評価したのは、ひとつには今年のこの馬の充実ぶりがあり、道中淀みない流れでも好位から安定して末脚を発揮できている点が好印象という点。直前の稽古も馬なりながら前進気勢に溢れ調子は良さそうで、この好メンバーの中でも勝ち負けまで持ってこれるだろうという状態に見えました。

また、東海ステークスの際には逃げ馬インティに絡みに行ったのが当時骨折休養明けだったスマハマだったのに対し、今回はロンドンタウンにしろワイドファラオにしろ曲者揃いで、前走番手に控えて自分のペースで走れなかったインティにはちょっとキツい展開になりそうだというのもあります。

主戦の川田騎手がクリソベリルの方に騎乗の為、福永騎手に乗り替わりとなってしまいましたが、この馬に関してはあまり気にしなくても良いと考えています。

 

東海ステークス勝ち馬インティと、稽古が抜群だったゴールドドリームが相手。

3歳馬クリソベリルが非常に不気味ですが、1800m戦はやや短いかなと思う点と、先団が固まりそうな展開予想で内枠を引いたのが少々気になりますね。そんなこと関係なしに突き抜けてしまいそうな勢いもありますが。

オメガパフュームも稽古の動きが好印象で、あとはこのコースでどうかという点がひとつ。左回りはやはり不安材料で、大井での素晴らしい走りとは別馬に見えてしまいます。

 

◎ チュウワウィザード

○ インティ

ゴールドドリーム

△ クリソベリル

△ タイムフライヤー (やっとダート戦に慣れてきたようで、今回距離伸びて面白そう)

△ サトノティターン (展開の助けが要りそうだが乾いた馬場での末脚は魅力)

 

馬券はチュウワウィザードとインティの馬連枠連が本線。チュウワウィザードからの三連複流しに人気薄タイムフライヤーとのワイドなどを考えています。チュウワウィザードの単勝はできればもう少しオッズ高くなって欲しいなと。

 

さてどうなりますか。