フェブラリーステークス 予想

さて今年最初のG1、フェブラリーステークス。再度の緊急事態宣言発令で残念ながら無観客開催になってしまいましたが、コロナ禍の中も競馬は続いています。

今週は週頭に雨が降りましたが、その後は晴天が続き、空気は乾燥しています。おそらく日曜日も晴れて府中のダートは良馬場での開催となるでしょう。特筆すべきは気温で、木曜日は上がっても10度に届かないぐらいの寒さだったのが、土曜日はぐんと暖かくなって20度近くまでになりました。おかげでここ数年気にならなかった花粉症の症状が急に。。。日曜日もこの陽気が続いて春競馬の趣になりそうです。今週の関西馬の追い切り映像はどれも雪が舞っていたんですが馬の体調は大丈夫なんでしょうか?

 

昨年暮れのチャンピオンズカップは、一昨年のチャンピオンズカップ上位勢が着順を入れ替えての決着。そのメンバーがこちらに回ってくれば、そのまま有力どころになったはずですが、勝ち馬チュウワウィザードはサウジ遠征、2着ゴールドドリームは現役引退、4着クリソベリルは怪我で戦線離脱中とそろって不出走。

去年もクリソベリルやゴールドドリームがサウジ遠征でいませんでしたが、なかなかに濃いメンバーで走ったフェブラリーステークス。しかし今年はちょっと薄味な印象を持っています。

チャンピオンズカップ上位組から唯一ここに出走してきたのがインティですが、展開によって勝ち負けも大凡走もありうるこの馬はなかなか軸にはしづらい。ただし、今回のメンバーでは中央ダートの実績が抜けて最上位ではあるので、軽視は禁物か。

 

4歳世代の力量に疑問があるので、新興勢力からのピックアップは5歳馬を。

 

注目はオーヴェルニュ。

前走東海ステークスが初めての重賞勝利。そのレースが水の浮くような不良馬場で時計も早く、湿った高速ダートで強いこの馬に向いた条件だったのは確かですが、目下の充実ぶりは目を見張るものがあります。

ここまで3連勝中ですが、巡航速度が良くなってきて道中楽に先団につけられるようになり、また終いの脚もしっかりしてきた点がこの好調の要因になっていると思われます。

今回は外枠を引きましたが、出たなりで他馬の動向を窺いながら上がってゆくこの馬の戦法がとりやすい枠順ですし、まず問題ないでしょう。

乾いた馬場への対応ですが、良馬場だったベテルギウスステークス(2走前)の好内容から、この点で評価を下げる必要はないかと。

追い切りもリラックスしてまずまず調子が良さそう。

あとは丸山騎手への乗り替わりがどうでますか。無難には回ってこれると思うのですが、それで勝ち負けまで食い込めるかどうか。今回のメンバーならチャンスだと見ていますが。。。

 

◎ オーヴェルニュ

サンライズノヴァ(スタート決めて差しが嵌まれば、府中では強い)

▲ インティ

 

馬券は3頭のワイドボックスを本線に、馬連ボックスを買い足す方向で考えています。

さてどうなりますか。