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高松宮記念 予想

ドバイミーティング観戦後にこれを書き始めています。

今年のドバイミーティングは珍しく雨の競馬になりました。時折大きな雨粒が見え、強い風が吹いているのも画面を通して伝わってきました。水を含んだダートは固まって撥ね上げられていましたし、ずいぶんと特殊な条件になってしまったようですね。

本邦3歳ダート戦線で一際目立つ存在だったエピカリスは、UAEダービーで惜しくも2着。ルメール騎手は本当に巧く乗ったと思ったのですが、ほんの僅か交わされてしまいました。米クラシック三冠に行っても期待できる馬だと思っているので、この結果で陣営はどう考えるでしょうかね。

ドバイターフではヴィブロスが差し切り勝ち。芝コースはダートと比べると、普通の道悪といった程度の印象でしたが、渋って切れ味が殺される馬場を利して、素晴らしく力強い末脚を見せてくれました。

本命視してレースを見ていたのですが、思っていた以上にポジションが後ろに押し込まれて期待感が萎んでいたところ、モレイラ騎手が魔法のような進路取りを見せて、直線いつの間にか外を伸びてきました。(残念ながら馬連の相手が3着まででしたが。。。)

シーマクラシックで低配当ながら的中し、プラス収支。

ドバイワールドカップでは Arrogate の走りを堪能しました。去年の California Chrome に続いて、1頭だけレヴェルの違う馬が走っているといったレースになりました。とにかく強かった。

 

さて国内では高松宮記念

ビッグアーサーダンスディレクターが故障で出走ならず、昨秋スプリンターズステークス勝ち馬のレッドファルクスはぶっつけ本番。なかなかの混戦模様です。

土曜日の同じコースの1000万特別戦、岡崎特別が1分8秒7の決着。昨年の同レースが1分7秒4(レコード決着)だったのでずいぶん時計がかかっています。

が、馬場が荒れているといった印象はなく、芝のレースで先行逃げ切りのレースが目立っていたように、芝状態は良好なものの時計自体はかかるというイメージで考えています。天気予報だと夕方から雨なようなので、降り出しが早まらなければ高松宮記念は1分7秒台中盤の決着になりそうです。

 

昨秋のチャンピオン・レッドファルクスは3ヶ月ぶりの実戦。

とはいえ、何かアクシデントがあってのG1鉄砲使いではなく、予定通りの直行とのことでまずまず調整はできているようです。休み明けが走らないタイプでもありませんし、この点での不安は少ないか。

なにより、広い中京コースは得意で3戦3勝。おばのスティンガーのような末脚が活きる舞台でもあります。差し馬とはいえ前傾ラップについていけない馬でもありませんし、まずは計算できる1頭。

 

南半球産の上がり馬、メラグラーナは休み明けのオーシャンステークスで初重賞勝利を飾っての参戦。

酷い道悪の競馬になった京阪杯こそ大敗しましたが、安定して差し脚を発揮しています。

この馬の不安点は持ち時計。芝1200mの持ち時計は1分7秒9、これは昨夏に今回と同じ中京コースで記録していますが、当日はかなりの高速馬場だったため価値は低い。今回、G1のペースで1分7秒台中盤で駆けられるかは、南半球産の成長期という分を勘案しても疑問です。

 

マイル戦線でなかなかG1タイトルを獲れずにいたフィエロが初めての1200m戦を使ってきました。

昨年末にサトノアレスが朝日杯を勝った時に、父と母父が同じフィエロにも、(直線なだらかな京都や東京でなく、坂を駆け上る馬力が要る)中山のG1を走る機会があればと思ったものでしたが、さてここにきて中京の芝1200m戦というのはこの馬にとって面白い条件と感じています。

芝1200m戦の経験はありませんが、速いラップを刻んだ後に急坂を上り、さらにもうひと踏ん張りするコースは合いそうです。

まず前半33秒台で入ると予想されるスプリント戦のペースに対応できるかについては、数々のマイル重賞での成績を調べて、おそらく可能ではないかと見ています。

 1週前追い切りで好時計が出ているように状態は良さそうですし、今回は初戴冠のチャンスでしょう。

現時点でのオッズを見ると、馬券の妙味も充分。

 

桜花賞レッツゴードンキがようやく復調、前走京都牝馬ステークスでは快勝してみせました。

昨年のスプリンターズステークスは不利があっての敗戦。そこから状態面での上積みがあっての再度スプリントG1戦ということで馬券も売れているようですが、こちらは前半速いラップが刻まれるであろうペースへの対応に不安があると見ています。

 

同じ牝馬ならばワンスインナムーンの方に注目しています。

前走はレッツゴードンキに0秒3差つけられての2着でしたが、重賞初挑戦での内容としては悪くないものでした。

1ハロン短縮となる今回の舞台は2戦2勝の1200m戦。軽快なスピードのみならず、あとひと踏ん張りが効く馬力も持ち合わせており、左回りも問題なし。

こちらもG1戦のペースへの対応がカギになりそうですが、ちょうど伸び盛りの時期でもあり、人気もない今回なら穴で狙って面白い存在かと。

 

フィエロ

レッドファルクス

▲ ワンスインナムーン

シュウジ、セイウンコウセイ、バクシンテイオー

 

馬券は、フィエロレッドファルクスのワイドを軸に、ワンスインナムーン含めた3頭からの馬単流しなどを考えています。ただ、おそらくレッドファルクスは現時点よりもっと人気になると予想しているので、オッズの具合を見て、直前まで買い方は考えてみるつもりです。

ではどうなりますか。

フェブラリーステークス 予想

今年最初のG1、フェブラリーステークス

アウォーディードバイワールドカップへ向けての調整中で出走せず。昨年のチャンピオンズカップ優勝のサウンドトゥルーは直前まで騎手が決まらず、さらに川崎記念2着から中1週。去年のこのレース1・2着、モーニンとノンコノユメはその後勝ち鞍なし。

混戦模様で、実際人気は割れています。

 

京都・小倉はこの冬は雪の影響を大きく受けていますが、東京は晴れの日が続いてダートは乾いています。砂が湿って高速決着だった昨年とはだいぶ違う条件になりそうです。

 

今のところ1番人気はカフジテイク。

前哨戦の根岸ステークスでは豪快に追い込んで初重賞勝利を決めました。

今回乗り替わりになりますが、津村騎手にヤネが戻る形になりその点は問題なしでしょう。他方、ベストの1400m戦からの距離延長、オープンに上がってから全敗している芝スタートのダート戦になるのは気になるところ。

力はつけているのでしょうが、これなら前走2キロ重い斤量を背負っていた2着馬ベストウォーリアの方を上位にとりたいです。

 

チャンピオンズカップでのゴールドドリームは、出遅れと、その後無理に追いかけて消耗したことで良いところなく大敗しました。

1秒3差12着という結果は、力を出してのものではないと言えますし、前々走武蔵野ステークス2着の内容からして、巻き返しは充分可能でしょう。

またこちらは芝スタートの東京ダート1600m戦は連対率100%と得意条件です。

ただこの馬はどちらかというと湿ったダートを得意とする馬。今回は良馬場で、さらに休み明け、内の奇数枠。初の57キロを背負ってのG1で本命視するには、不安な要素も揃っている印象。

ゴールドアリュール急逝のニュースもあいまってなのか、馬券もだいぶ人気サイドで売れており、買い方に悩む1頭です。

 

ベストウォーリアは1年以上勝ち鞍がありませんが、馬場不問・ペース不問で安定して結果を残し続けています。

もう7歳になりますが、稽古でも動いていますし、まだまだ衰えは感じません。

このフェブラリーステークスは3年前が13着、一昨年が3着、昨年が4着。超スローペースに泣かされた3年前はともかくとして、ここ2年はこの舞台でも好走しています。

一昨年より昨年の方が着順を落としている点は気になりますが、昨年は重馬場の高速決着。今年はそれよりも一昨年の馬場の方に近いとなれば、この着順の差は問題ないのでは。

まずまず好枠を引きましたし、今回も堅実さを発揮してくれそうです。

 

一昨年のフェブラリーステークスに注目するなら、その上位馬にも目を向ける必要があるでしょう。

2着馬インカンテーションは、その後2度の骨折があって休養期間が長く、昨年秋に復帰してからも凡走続きとまだ力が戻ってきていない印象。

勝ち馬コパノリッキーは、ここのところ大敗が続いていますが、自身の型に嵌まればまだまだ強いG1・8勝馬。今回は追い込みのカフジテイクが人気になっていますし、マイル戦でこの馬に対してハナを主張しそうな馬も見当たりません。3~4コーナーで息を入れられるタイミングがあれば、こちらはアタマまで期待できます。

また、アウォーディーの不参戦で、ヤネが武豊騎手に戻るのも好材料

 

アスカノロマンは、成績は安定していませんが、中央のダートG1では連続して3着に来ています。

評価しているのは、差して3着だった昨年のフェブラリーステークスよりも、急流を先行して3着に粘りこんだ昨年のチャンピオンズカップの方で、バテない強みが活きればこのメンバーでも上位には来れるでしょう。

馬券妙味のある1頭です。

 

ベストウォーリア

コパノリッキー

アスカノロマン

ゴールドドリーム、モーニン、カフジテイク、サウンドトゥルー

エイシンバッケン

 

馬券は本線でベストウォーリアコパノリッキーの7歳馬勢、それにアスカノロマンを加えたワイドボックスを考えています。

前走、直線何度も進路を失いながら最後の100m程で3着まで突っ込んできたエイシンバッケンには少し注目しています。初めてのダートのマイル戦、この距離延長はプラスにはならないように思っているのですが、あの末脚は魅力です。

デニムアンドルビーはおばのトゥザヴィクトリーのイメージほどにはダートは走らないでしょう。

それではどうなりますか。

 

2016年 私的年度代表馬

選考対象は、昨年同様、2016年中に国内で1走以上した馬です。

 

年度代表馬 モーリス(5戦3勝 天皇賞・秋チャンピオンズマイル香港カップ)

 

6戦無敗だった昨年と比べると、勝率は落としましたが、マイルでG1を1つ、中距離で2つと守備範囲を拡げてのG1を3勝はお見事。先頭に立つ時のあの躍動感は、今年も健在でした。あまり悩まずに2年連続の年度代表馬に選びました。これで現役引退で種牡馬入り。この実績ですから子供は海外からも注目されるでしょうし、産駒に期待しています。

 

殊勲賞 サトノダイヤモンド (6戦4勝 菊花賞有馬記念)

 

世代の主役の位置にいながら無冠に終わった春シーズンから一転、秋は無敗。菊花賞で同世代を、有馬記念古馬を破ってのタイトル獲得となりました。菊花賞から有馬記念の間に筋肉がついたようで、足長のほっそりと見えていた馬体が変わってきました。かつては中距離馬かなと考えていましたが、もう少し距離の守備範囲はこれからは広めに考えた方が良さそうです。と、考えると来年にも大きな期待が。

 

敢闘賞 マリアライト (6戦1勝 宝塚記念)

 

今年は芝の2200m以上のレースを6戦。この路線は牝馬には難しい戦いが強いられますが、その中で夏のグランプリを制したのはお見事。渋った馬場をこなすことに関しては現役屈指。小柄ながらドゥラメンテキタサンブラック相手に堂々と戦い抜きました。有馬記念で現役引退し、繁殖牝馬に。名繁殖クリソプレーズの血をさらに拡げるような産駒を期待したいですね。

 

技能賞 エイシンヒカリ (4戦1勝 イスパーン賞)

 

このクセ馬に技能賞を、というのは、自分でもおかしな気がしないでもないですが、大差勝ちとなったイスパーン賞、芝1800mで時計1分53秒2、こんな悪路をこなしてしまったエイシンヒカリというのをどうにか一筆留めておきたい、ということでこのポジションに。ただの快速馬ではなく、稀代のクセ馬兼スピードホースでした。この馬も引退して種牡馬入り。海外に輸出されるなんていう情報も聞こえていますし、輸出先でも大事にされて欲しいですね。

 

モーリスはじめ、海外のG1を目標におくオープン馬が増えてきたなあ、というのが今年の感想ですね。この流れはまだ続くのでしょうか。逆にジャパンカップにも海外の有力馬がどんどん来てもらいたいところですが。

来年に期待しているのは、まずはサトノダイヤモンド。それからディーマジェスティの復調も祈願。ようやく怪我が治って再始動が見えてきたアジュールローズもG1で見てみたいですね。

それではよいお年を。

 

有馬記念・朝日杯 回顧

有馬記念サトノダイヤモンドがゴール前でキタサンブラックゴールドアクターを交わし優勝。

マルターズアポジーが引っ張る序盤はまずまずのラップで流れましたが、大きく離れた2番手キタサンブラック以下はスローペース。そこから中盤にさらに大きくペースが緩んで、上がりの1000mぐらいが締まった流れになりました。

レースのポイントになったのはその大きく緩んだ中盤。1~2コーナーで中団外目を単走していたサトノダイヤモンドが一気に進出。2番手キタサンブラックの後ろにピタリとつけてマークする格好になりました。『一気に』とは書きましたが、ここは周りがスローで流れていたので、サトノダイヤモンドとしては無理のない前進。『相手はキタサンブラック1頭』と言わんばかりに、ルメール騎手が勝負手をかけてきました。ここから一気に面白くなりました。

かつてハーツクライを好位から押し出してディープインパクトを封じてみせたルメール騎手が再び見せた先行策。鬼手に見えないこともありませんが、トリッキーなコースで必ず中盤が緩む有馬記念では充分勝算あってのことだったのでしょう。ここでいったんは『サトノダイヤモンドvsキタサンブラック』の一騎討ちの様相に。

ここに『自分を忘れるな』とばかりに割って入ったのが前年のグランプリホース・ゴールドアクター。4コーナーで2頭の間に入るとキタサンブラックを上回る脚色で直線へ。ここではキタサンブラックを交わして先頭に立ちそうな勢いに見えました。逆に、ゴールドアクターに外に押し出されたサトノダイヤモンドコーナリングの差でやや離されてピンチに。

並びかけるゴールドアクターですが、キタサンブラックの抵抗を受け前に出られず。一方坂を上りきったサトノダイヤモンドは再度加速して2頭を交わしにかかる。キタサンブラックは脚色鈍らず粘りに粘る。。。見ごたえのあるゴール前の攻防は、最後、頭を低くして突っ込んできたサトノダイヤモンドがクビ差キタサンブラックを捕らえての勝利でした。

名勝負。

成長著しい3歳のチャンピオンと、今年のステイヤー路線を引っ張って来た4歳のチャンピオンの対決が暮れに見られる、、、有馬記念の醍醐味が光ったレースでした。

プロレス大賞でいうところの「ベストバウト」部門にあたる賞が、JRA賞にはないのですが、もしも新設されるならばこのレースが選ばれたのでは。(ブラジルカップも印象深かったですが、ベストバウトならやっぱり有馬記念かな)

ヤマカツエースは上がり最速で追い込んできたものの、ハイレヴェルの前の3頭の攻防には割って入れず。しかしこの馬も力はつけていますね。

ミッキークイーンは5着。結果は掲示板止まりでしたが、状態は前走以上に感じられました。この状態でエリザベス女王杯に出られていれば、、、と勿体なく思うような走りでした。

サトノダイヤモンドキタサンブラックは揃って来年は凱旋門賞を目指すようですね。両馬とも我慢の効くタイプですし、あちらの馬場に馴染めば欧州流の決め手比べの流れでも戦える力はあるのでは。特にまだ伸び代のあるサトノダイヤモンドの方に期待。

 

 

さて、有馬記念の1週前の朝日杯は、直線大外を抜け出したサトノアレスが、モンドキャンノの猛追を凌いで勝利。

中盤にかなりペースが緩んだところがあったにもかかわらず、終いもかかるという、レースレヴェル面ではやや疑問の残るレースでした。1週前の同コースの阪神ジュベナイルフィリーズの時よりもかなり時計がかかる馬場になっており、2歳馬にとってはタフな条件になっていたという理由づけもできそうではありますが、レースの価値としてはソウルスターリングの勝った2歳女王戦に一歩劣るように思います。

ただ、上がりの決め手比べのレースになって、これを中団後ろから差して1・2着だったサトノアレスとモンドキャンノは褒めておくべきかと。

サトノアレスは力の要る馬場の直線急坂でも勢いよく走り上がっていましたし、今回は後方待機の形でしたが前進気質も持ち合わせていて脚質自在、苦しいところでもうひと踏ん張りできる芯の強さが巧くかみ合っての勝利でした。おそらくは京都・東京よりは阪神・中山の方が向いているんじゃないかなという見立てで、ここは良い機会にタイトルを獲れたんじゃないかなと(京都・東京でなかなか勝てないフィエロ*1を思い浮かべながら・・・)。

モンドキャンノは距離面での心配をしていましたが、この緩急を問われるレースでキッチリ結果を出してきたところを見ると、マイル戦でもまだまだ対応できそうな様子です。NHKマイルカップぐらいまでは短距離~マイル戦で世代の中心にいられるのではないでしょうか。

アメリカズカップは出遅れて、かかり気味に進出、コーナーを大外まわって早々に脚を失うというレース内容。いいところがありませんでしたね。

 

*1:=父と母父が一緒

有馬記念 予想

近年で一番悪い体調の崩し方をして、今週は酷い日が続いていますが、今日は有馬記念となれば無視という訳にはいきません。

 

とはいえ、トリッキーな中山2500mコース、展開のよく読めないメンバー、霧で稽古の動きが見えなかった栗東勢と、予想の切り口・取っ掛かりが見つからなかったのが今回の有馬記念

 

なので今日は、今年追い続けた馬達のBOX馬券でも仕込んでテレビ観戦することにします。

 

サトノダイヤモンド

ミッキークイーン

アドマイヤデウス

マリアライトヤマカツエース

 

今の中山コースは下が固く、芝自体は荒れ気味で、反応の良い馬なら中団より後ろからでも直線届くこともあるので、あまり『内枠の先行馬』という意識を持ちすぎると良いことがなさそうだなというイメージ。

なので、サトノダイヤモンドミッキークイーンの差し切りの場面も充分可能性ありだろうと。

アドマイヤデウスもずっと買っていますが、なかなか自分の型に嵌まらないもどかしさはあるものの、この馬も毎回大きく負けているわけではないのですよ。2走前はキタサンブラックにタイム差なしの2着。直線スムーズに進路がとれれば、という場面があっただけに、大一番での逆転を期待して。

マリアライトはグランプリホース。牝馬とはいえ宝塚記念の走りを踏まえると下には考えられません。上がりがかかり、差しが届くような馬場はこの馬向きだとは思うのですが、フルゲートの大外枠はどうか。

最後に、ヤマカツエース。年始の中山金杯で勝って以来、馬券圏内にも入れない5連敗。前走金鯱賞での勝利は『復活』の感もありますが、この馬は上がりの決め手勝負が振るわないようなシーズン終盤の荒れ馬場で輝き、ロングスパートで意外とへこたれず伸び続ける中距離馬。前走はやっと条件に嵌まるレースに当たったという印象で、今回も照らし合わせると怖い1頭。内枠を引きましたし、中山コースは2戦2勝。買っておいて面白いと思います。

 

さてさてどうなりますか。

 

朝日杯フューチュリティステークス 予想

先週の阪神ジュベナイルフィリーズはソウルスターリングが勝利。

戦前、2着に入ったリスグラシューとの比較でソウルスターリングの方がマイル戦対応への不安が大きいと見ていたのですが、実際のレースではマイル戦の流れに乗れたのはソウルスターリングの方。内枠から好発を決めると、逃げ馬アリンナが見える好位で楽に追走、直線ではインから抜け出しての完勝でした。

やや早めの平均ペースで流れたのも良かったと思います。良い脚を長く使える長所を存分に活かすことができていました。

勝ち時計もまずまず良く、距離延長も問題なし。来春のクラシックへ向けて期待が持てる内容だったと思います。

リスグラシューは、大外枠での出走だったのにもかかわらず、なぜか奇数番の馬と一緒に先入れでゲートで待たされていました。ゲート内で余所見をしていた時にスタートが切られて2馬身出遅れ。その後も流れになかなか乗れず、後方からの競馬になってしまいました。

外々を回って距離ロスも大きく、それでも最後は上がり最速で0秒2差2着。流石というところは見せましたが、勝ち馬とは逆にスムーズさを欠いた残念なレースになってしまいましたね。

レーヌミノルは勝ち馬の後ろから伸びて3着。距離不安に対して、前半抑える戦法で対応して見せたセンスは見どころがあり、今後も1400m戦を中心に活躍を期待したい1頭。

ヴゼットジョリーはもうちょっと前目で立ち回ってみて欲しかった。中団後ろ目からの競馬になってしまったのは、枠順も理由の一つでしょうが、大きくはまだ体ができていなかったからでしょうか。それでも5着なので今後の成長に期待。

人気サイドではありましたが、馬連と三連複が当たりました。

 

さて今週は朝日杯フューチュリティステークス

2歳牡馬戦線にまだこれといった大物が登場していない上、来週のホープフルステークスとの使い分けでクラシック志向の馬に敬遠されて、今回はやや小粒で難解な一戦、といった印象。

 

先週のソウルスターリングに引き続き、、、といった流れなのか、同じFrankel産駒の牝馬・ミスエルテが今のところ1番人気。

こちらはソウルスターリングとは違って、スローペースからの瞬発力勝負が得意そうな配合。前走ファンタジーステークスは、大きな出遅れから直線一気で追い込みを決め、なかなかインパクトの強い勝利でした。速い時計が出る馬場と中盤緩んだ流れが向いて、終いの脚が引き出された印象。

今回は牡馬相手の一戦。トラストが大外枠を引いてしまいましたが、淀みない流れを希望する同馬は鞍上が柴田大知騎手ということもあり、おそらく序盤から出してゆくと思われます。ミスエルテ向きの流れにはならなさそう。

またこの中間、気性面の問題を厩舎サイドが随分と気にしているのも不安な材料。折り合いがつかず、武器の決め手の脚を自ら潰す可能性も。被り気味の人気では手を出しづらい1頭です。

 

重賞勝ち馬の中では、前走京王杯を好時計で勝ったモンドキャンノが魅力的。

ただこの馬は、ゆくゆくは一流スプリンターとして完成しそうな好素材で、2歳の今の時点ならばマイル戦への対応の可能性も充分あると思いますが、なかなか中心視はしづらい。。。行きたがる性格もあって、距離延長はあまりプラスとは思えません。

稽古の動きは良く、押さえておきたい馬ではありますが。

 

今回は少々捻ってアメリカズカップに注目してみます。

ここまで2戦2勝。ともに番手から押し切る競馬で勝っています。

直線でスパッと抜け出す脚は見られませんが、ジリジリと力強く前進する脚が特徴的で、ここまでの2戦のようなスローペースのレースはおそらく不向きなタイプでは。

トラストが淀みない流れを作ってくれるならしめたもので、後続の脚をすり潰しながらの消耗戦で持ち味を発揮できそうです。暮れの開催で時計がかかる馬場になりつつあるのもこの馬向き。

阪神外回りコースは1800m戦の経験があり、マイル戦は中京で経験済み。

3ヶ月空いての出走になりますがまず問題ない仕上がりになっているようで、あとは鞍上の松若騎手のG1経験の少なさがやや不安な点でしょうか。体力勝負なら無理が利きそうな馬だけに、序盤のポジション取りと、追い出しのタイミングで躊躇してほしくないですね。

 

アメリカズカップ

○ モンドキャンノ

▲ タガノアシュラ

△ トリリオネア、レッドアンシェル、サトノアレス、クリアザトラック、ダンビュライト

 

アメリカズカップ複勝を軸に、モンドキャンノ、先行力のあるタガノアシュラや、未勝利勝ちが好時計だったトリリオネア他へのワイドを抑えるようなイメージで。

ちなみに、アシャカリアンやブルベアバブーンはダート戦で注目したい若駒なので、ここ大敗して次走もし人気を落としてのダート戦出走ならば狙ってみたいです。

ではどうなりますか。

阪神ジュベナイルフィリーズ 予想

先週のチャンピオンズカップサウンドトゥルーの追い込みが決まっての勝利。

実況のラジオNIKKEIの山本直也アナウンサーが「豪脚一閃」と言い表していましたが、4コーナーを後方で内ぴったり回り、直線を向いてから外に持ち出しての強襲で、実況どおりの見事な後方一気でした。

この逆転劇を演出したのは先行勢。レース前の予想では、有力先行馬の引退で前を行く馬には楽な流れになるのではという見立てでしたが(それでコパノリッキーロワジャルダンを買っていました)、モンドクラッセ丸山騎手とアスカノロマン和田騎手は、序盤からはっきりと「スローペースには落とさない」構えで先行。予想とは逆の展開になってしまいました。

テンの3ハロン通過が36秒3、次の中盤3ハロンが36秒1。ダートの頂上決戦らしい消耗戦になってレース上がりは37秒7。終始ラチ沿いを先行していたとはいえ3着に粘ったアスカノロマンと、逃げ・先行勢を常に射程圏に捉えての横綱相撲からクビ差逆転を許した2着アウォーディーは中身の濃い競馬でした。

サウンドトゥルーは地方交流重賞などでは中団やや前目を進むことも多く、小回りコースを先行する有力馬に脚を使わされて小差届かず、といった結果になりがちだったのですが、今回は後方でじっくり構えて脚を溜める競馬。確かに展開は味方となりましたが、条件戦から乗り続けている大野騎手の肝の据わった騎乗が印象的でした。中京コースと馬との相性も特筆すべきで、昨年も後方一気から3着。着順の違いは直線で進路をみつけるまでのスムーズさの違いが大きかったでしょうか。

ゴールドドリームは出遅れと、その後無理に先行勢を追いかけたのが敗因。ちょっと良いところがなかったですね。

 

さて今週は阪神ジュベナイルフィリーズ

種馬より肌馬を重視しているので、あまり父系がどうのというのには普段から気にしていませんでしたが、今回の2歳女王決定戦は、ディープインパクト産駒も、キングカメハメハ産駒も、ステイゴールド産駒もいないG1レースになりました。

ディープインパクトの仔、ディープブリランテの産駒が3頭出ているなど、配合を見ていると新世代の種馬・肌馬の登場が目立つメンバー構成です。

ダービー馬ディープブリランテの仔は今のところ短距離戦での勝ち上がりが目立っていますが、これはディープブリランテの母方の良さが活かされていない馬が多いからという仮説を持っていまして、将来中長距離の本格派が登場する可能性はあるでしょうが、基本的には勝ち上がるのは短距離戦の先行馬が多数という傾向がしばらく続くと見ています。

今回それほど厳しい流れになるという予想はしていませんが、緩い流れのデイリー杯で4着だったディープブリランテ産駒ディーパワンサにとっては、経験済みのマイル戦とはいえ道中のペースアップはマイナス要素になりそうです。

 

一方で今回人気になっているリスグラシューとソウルスターリングの2頭は、共に中距離志向の強い血統馬。両馬とも前走は府中の広い直線で伸び伸びと走り勝っています。

リスグラシューはデビュー戦こそ2着に敗れましたが、その後2戦の連勝内容が濃いもの。前々走は平均ペースを前目で折り合うと、直線後続を突き放してレコード勝ち。前走はスローペースを中団で追走し、上がりの速い競馬での差し切り勝ち。この2戦ともフルゲートで、スピード能力の高さもそうですが、道中での立ち回りのソツのなさや勝負どころでの反応の良さが印象的です。

一方のソウルスターリングは土つかず2戦2勝。父が14戦無敗の怪物Frankel、母がG1を6勝のスタセリタという血統でデビュー前から話題となっていましたが、ここまでの2戦とも力強さを感じるフットワークでの差し切り勝ち。追えば追うほど加速するといった感じの差し脚で、ここまでの2戦はスローペースからの瞬発力勝負の要素が強く、まだ本来の得意な形は見せていないのでは。それでも連勝できているのは高評価。

阪神外回りのマイル戦ならば短距離志向の強い馬たちよりも、これら中距離馬の方を上位に取りたいところ。この2頭とも好素材とは思いますが、どちらかというと、今回初のフルゲート頭数でのレースになり、大跳びで距離短縮がやや不安なところがあるソウルスターリングよりは、リスグラシューの方が魅力的か。

 

他で気になるのは、これも連勝中のヴゼットジョリー。

こちらも中距離志向の強い馬で、夏場に1400m戦でデビューした時には、体もまだできていないのに短い距離では忙しすぎやしないかと思っていました。前走新潟2歳ステークスから3ヶ月開きましたが、これは悪くない選択では。稽古を充分に積まれ、おそらくは休み明けでも馬体重は減ってくるでしょうが、少々のマイナスなら適正体重の範囲でしょう。

逃げ馬の見える位置で、平均ペースからの抜け出しという形なら前述2頭を逆転まであるのでは。

 

もう1頭、こちらはスピードタイプになりますが、巡航速度に優れているレーヌミノル。稽古の動きがとても良いので、今回は距離延長と乗り替わりの不安は確かにありますが、無視できない存在。

 

◎ リスグラシュー

○ ソウルスターリン

▲ ヴゼットジョリー

△ レーヌミノル

 

馬券は馬連と三連複のボックスを考えています。

 

チャンピオンズカップ 予想

先週のジャパンカップキタサンブラックの逃げ切り勝ち。

好発を決めて早々に先頭に立ったキタサンブラックが、道中は極めて楽なスローペースでの単騎逃げ、残り800mぐらいから後続を突き放す形に。

キタサンブラックは上がりの決め手勝負を嫌うだろうという予想だったのですが、ここまで楽な逃げだと、上がり勝負でも余力充分でした。むしろ荒れ馬場の影響で後続の追い込みが効かず、ゴール前さらに差が開くような完勝。

一因はゴールドアクターの戦い方にあったかと。内枠のキタサンブラックの好スタートを見て、まったく競り掛けることなく内ラチ沿い3番手のポジションでじっとしていました。最後まで自ら動いてキタサンブラックに並びかけるような場面はなく、グランプリホースとしては寂しい消極的なレースになってしまいました。

そのゴールドアクターと道中は併走していたのがリアルスティール。想像よりもずっと前での競馬になった上に、4コーナーでは真っ先にキタサンブラックをねじ伏せに動いていきました。最後は脚が上がって5着に終わりましたが、これは距離不安が当たってしまった形。言ってみれば負けっぷりの良い5着。

ラストインパクトは不向きなスローペースになってしまい、終いも詰めきれず10着。もう6歳、G1制覇のラストチャンスぐらいに思っていたのですが、今回も残念な着順で終わってしまいました。

 

さて今週はチャンピオンズカップ

今週になって、ホッコータルマエの引退とタガノトネールの故障・安楽死というニュースが入ってきました。ホッコータルマエはG1を10勝の実績馬で出走していれば当然上位人気だったでしょうし、タガノトネールフェブラリーステークス6着、武蔵野ステークス1着。主戦場のダート1400m戦から距離を延ばしても面白い存在だと考えていました。この2頭が出走叶わなかったのは本当に残念。

また、強力先行馬2頭の不在ということで展開にも影響ありそう。

 

日曜日の天気は下り坂の予報でしたが、雨の降り出しは発走時刻より後になりそうです。

 

ダート転向後、土つかずの6連勝中のアウォーディーが人気の中心。

母の天皇賞ヘヴンリーロマンスからはここ出走のラニの他に、交流重賞を5勝のアムールブリエが出ており、現役の兄・妹・弟の3頭がダート戦線のトップクラスにいるという勢いのあるファミリー。

しかし、競走馬としてのキャラクターはきょうだいで結構異なっているようで、大跳びで不器用なラニが毎回追走に苦労して後方からの競馬になるのに対し、アウォーディーは前で受けても中団で構えても戦えるタイプ。

前走のJBCクラシックではホッコータルマエコパノリッキーをねじ伏せての勝利、今回の左回り1800m戦も問題なく、人気ですが最有力の1頭でしょう。

 

先行勢の顔ぶれがやや緩くなった感があるので、コパノリッキーの巻き返しにも警戒。

逃げにこだわる馬ではありませんし、今回鞍上のルメール騎手も好んで逃げるタイプではなさそうですが(ただ逃げた時は好成績・好配当の印象)、前半気分よく進めれば、前走からの距離短縮は好材料でしょう。

 

3歳馬ゴールドドリームは末の決め手を持った差し脚が魅力。

どちらかといえば湿ったダートのスピード比べの方が得意で、古馬との斤量差1キロでは今回はやや苦しいかと考えていたのですが、この中間の稽古の様子が抜群。

展開の助けは要りそうですが、スタート五分なら勝ち負けまで持って来れそう。

 

アウォーディー

コパノリッキー

▲ ゴールドドリーム

サウンドトゥルー

ロワジャルダン

 

ロワジャルダンは小回り向きと思っていますが、今回は馬が密集したまま直線に向くことも予想できるので、狭いところを抜けてこれるこの馬を買い目に含めてみようと思います。

馬券は三連複ボックスを中心に考えています。

はたしてどうなりますか。