読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

阪神ジュベナイルフィリーズ 予想

先週のチャンピオンズカップサウンドトゥルーの追い込みが決まっての勝利。

実況のラジオNIKKEIの山本直也アナウンサーが「豪脚一閃」と言い表していましたが、4コーナーを後方で内ぴったり回り、直線を向いてから外に持ち出しての強襲で、実況どおりの見事な後方一気でした。

この逆転劇を演出したのは先行勢。レース前の予想では、有力先行馬の引退で前を行く馬には楽な流れになるのではという見立てでしたが(それでコパノリッキーロワジャルダンを買っていました)、モンドクラッセ丸山騎手とアスカノロマン和田騎手は、序盤からはっきりと「スローペースには落とさない」構えで先行。予想とは逆の展開になってしまいました。

テンの3ハロン通過が36秒3、次の中盤3ハロンが36秒1。ダートの頂上決戦らしい消耗戦になってレース上がりは37秒7。終始ラチ沿いを先行していたとはいえ3着に粘ったアスカノロマンと、逃げ・先行勢を常に射程圏に捉えての横綱相撲からクビ差逆転を許した2着アウォーディーは中身の濃い競馬でした。

サウンドトゥルーは地方交流重賞などでは中団やや前目を進むことも多く、小回りコースを先行する有力馬に脚を使わされて小差届かず、といった結果になりがちだったのですが、今回は後方でじっくり構えて脚を溜める競馬。確かに展開は味方となりましたが、条件戦から乗り続けている大野騎手の肝の据わった騎乗が印象的でした。中京コースと馬との相性も特筆すべきで、昨年も後方一気から3着。着順の違いは直線で進路をみつけるまでのスムーズさの違いが大きかったでしょうか。

ゴールドドリームは出遅れと、その後無理に先行勢を追いかけたのが敗因。ちょっと良いところがなかったですね。

 

さて今週は阪神ジュベナイルフィリーズ

種馬より肌馬を重視しているので、あまり父系がどうのというのには普段から気にしていませんでしたが、今回の2歳女王決定戦は、ディープインパクト産駒も、キングカメハメハ産駒も、ステイゴールド産駒もいないG1レースになりました。

ディープインパクトの仔、ディープブリランテの産駒が3頭出ているなど、配合を見ていると新世代の種馬・肌馬の登場が目立つメンバー構成です。

ダービー馬ディープブリランテの仔は今のところ短距離戦での勝ち上がりが目立っていますが、これはディープブリランテの母方の良さが活かされていない馬が多いからという仮説を持っていまして、将来中長距離の本格派が登場する可能性はあるでしょうが、基本的には勝ち上がるのは短距離戦の先行馬が多数という傾向がしばらく続くと見ています。

今回それほど厳しい流れになるという予想はしていませんが、緩い流れのデイリー杯で4着だったディープブリランテ産駒ディーパワンサにとっては、経験済みのマイル戦とはいえ道中のペースアップはマイナス要素になりそうです。

 

一方で今回人気になっているリスグラシューとソウルスターリングの2頭は、共に中距離志向の強い血統馬。両馬とも前走は府中の広い直線で伸び伸びと走り勝っています。

リスグラシューはデビュー戦こそ2着に敗れましたが、その後2戦の連勝内容が濃いもの。前々走は平均ペースを前目で折り合うと、直線後続を突き放してレコード勝ち。前走はスローペースを中団で追走し、上がりの速い競馬での差し切り勝ち。この2戦ともフルゲートで、スピード能力の高さもそうですが、道中での立ち回りのソツのなさや勝負どころでの反応の良さが印象的です。

一方のソウルスターリングは土つかず2戦2勝。父が14戦無敗の怪物Frankel、母がG1を6勝のスタセリタという血統でデビュー前から話題となっていましたが、ここまでの2戦とも力強さを感じるフットワークでの差し切り勝ち。追えば追うほど加速するといった感じの差し脚で、ここまでの2戦はスローペースからの瞬発力勝負の要素が強く、まだ本来の得意な形は見せていないのでは。それでも連勝できているのは高評価。

阪神外回りのマイル戦ならば短距離志向の強い馬たちよりも、これら中距離馬の方を上位に取りたいところ。この2頭とも好素材とは思いますが、どちらかというと、今回初のフルゲート頭数でのレースになり、大跳びで距離短縮がやや不安なところがあるソウルスターリングよりは、リスグラシューの方が魅力的か。

 

他で気になるのは、これも連勝中のヴゼットジョリー。

こちらも中距離志向の強い馬で、夏場に1400m戦でデビューした時には、体もまだできていないのに短い距離では忙しすぎやしないかと思っていました。前走新潟2歳ステークスから3ヶ月開きましたが、これは悪くない選択では。稽古を充分に積まれ、おそらくは休み明けでも馬体重は減ってくるでしょうが、少々のマイナスなら適正体重の範囲でしょう。

逃げ馬の見える位置で、平均ペースからの抜け出しという形なら前述2頭を逆転まであるのでは。

 

もう1頭、こちらはスピードタイプになりますが、巡航速度に優れているレーヌミノル。稽古の動きがとても良いので、今回は距離延長と乗り替わりの不安は確かにありますが、無視できない存在。

 

◎ リスグラシュー

○ ソウルスターリン

▲ ヴゼットジョリー

△ レーヌミノル

 

馬券は馬連と三連複のボックスを考えています。