阪神ジュベナイルフィリーズ 予想

先週のチャンピオンズカップはテーオーケインズが優勝。

ゲート入りの際にダノンファラオが暴れてかなりスタートが遅れてしまいました。ゲート内で立ち上がったり下をくぐろうとしたり、これは馬体検査になるかなと見ていたのですが、結局はそのままスタート。

先行馬が揃っていた割にはテンから積極的にゆく馬がおらず、様子を見ながらといった感じで最内のソダシがハナへ。逃げ候補だったカジノフォンテンはテンの行きっぷりがいまひとつで3列目まで下げ、スローペースの展開となりました。1000m通過は61秒4。

大きな動きもなく3コーナーに入り、後続がペースアップして馬群が横に広がり始めますが、前のソダシのペースは変わらず、先行勢に余裕がありそうな脚色で直線へ。

道中2番手で折り合いに専念していたインティが残り400mで先頭に並びかけると、ソダシはあっさり失速。インティはそのままジリジリと伸びかけ、道中3列目にいたアナザートゥルースとの追い比べの形になりかけますが、この間を切り裂いたのがテーオーケインズ

道中はインティの後ろのスペースで脚を溜めていたテイオーケインズは、残り400mでインティの外のスペースに入り込むとそのまま一気にスパート。あっという間に馬群を突き抜け、大きなリードを奪って独走状態に。残り250mほどを圧巻の一人旅で差をぐいぐい広げ、余裕の先頭ゴール。

勝ち時計は1分49秒7。

昨年はダートの頂上決戦らしい締まった流れで消耗戦となったのに対して、今年はスローペースからの上がり比べ。上がり比べといっても、まともに速い末脚をくりだしたのはほぼ勝ち馬のみで、展開的に有利だった他の先行馬は大きく引き離されてしまいました。

テーオーケインズは大井の帝王賞の勝ち星はありましたが、中央の重賞勝利はここまでG3アンタレスステークスのみ。この時は湿って脚抜きの良い高速馬場だったこともあり、良馬場の消耗戦を予想していた今回は軽視していました。ペースの読み違いがあり実際は加速力がモノをいう展開になったわけですが、それにしても抜け出す脚は素晴らしかったですね。

1秒0離された2着がチュウワウィザード。この流れで道中中団に控える形では、2着が精いっぱいだったでしょうか。先行粘りこみを図るアナザートゥルース・インティをかわせたあたりは流石の地力でしたが、勝ち馬には大きく差をつけられてしまいました。

ダノンファラオはゲート入りがうまくゆかず、スタート前に終戦といった形でシンガリ負け。まったくレースに参加できませんでした。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週は阪神ジュベナイルフィリーズ

阪神の芝コースは連続開催10週目。時計がかかるようになるかと思っていたのですが、土曜日の競馬では意外と速い時計も出ていました。ただ内ラチ沿いは傷みが出てきていて、外目を差す馬の脚色が目立っていましたね。

 

今年の2歳世代の牝馬はここ数年と比べると、秋までの活躍がおとなしめというか、抜けて目立つ存在が不在で混戦模様。3戦3勝のウォーターナビレラが実績最上位なのでしょうが、距離の点でマイルはギリギリなんとかなるかといったあたり。

また、マイル以上のステップレースはスローペースのものばかりなので、その他の馬もこの距離で道中ペースが上がった時にどうなるかは不透明。

なかなか難しいレースです。

 

注目はナミュール

前走赤松賞はパーソナルハイがまずまずのラップで逃げて早めスパートからまんまの逃げ切りを決め込みにかかるところを、強烈な末脚を繰り出しての差し切り快勝。

スタートが苦手だったりレースぶりに大味なところはありますが、トップスピードの鋭さは魅力です。

前走から中2週、初の右回り・多頭数レース、馬群に包まれた経験ナシと不安な要素もありますが、メンバー中、マイル以上の距離で一番良い勝ち方を見せてくれたのがこの馬なので、まずはこの馬から買ってみようかと。

稽古も動きましたし、状態も良さそう。

 

他ではステルナティーア。

ステルヴィオの全妹で大回りのマイル戦は合いそうな馬。デビュー戦の勝ちっぷりはなかなか良かったのですが、前走の走りは案外なもの。正直言って、前走ぐらいのレヴェルの走りではここでは足らないような気がするのですが、血統的にもあんなものではないはず。

 

ナミュール

〇 ステルナティー

▲ ベルクレスタ (ムラっぽいところが見えるもののマイラーとしての資質は高そう)

 

馬券は3頭の馬連ボックス本線で考えています。

さてどうなりますか。