ホープフルステークス 予想

日曜日の有馬記念はエフフォーリアが優勝。

戦前の予想通り、テンからパンサラッサがハナを主張して単騎の逃げ。2番手のタイトルホルダーに5馬身程度のリードで、1000m通過は59秒5。馬場状態を考えると相当に速いペースで、2番手のタイトルホルダーにとっても厳しい流れに。

クロノジェネシスはパンサラッサから12馬身程度後ろの7~8番手のちょうど中団、エフフォーリアはクロノジェネシスの1列後ろでこれをマークする形。中盤もそれほどペースは緩まず、残り800mあたりからタイトルホルダー以下後続が動き始めて、レースは消耗戦の様相に。

4コーナー、残り400mあたりでタイトルホルダーが先頭に立ちますが、直線を向いて外からディープボンドとエフフォーリアが馬体を合わせながらこれをかわし、勝負は2頭の叩きあいに。

残り50mあたりでエフフォーリアが半馬身ほど前に出ると、このままディープボンドの抵抗を振り切って先頭ゴール。

勝ち時計2分32秒0。

先行したパンサラッサとタイトルホルダーがともに積極的に前から仕掛けたこともあって、今回はかなり厳しい消耗戦となりました。スピードの持続力やバテた後のもうひと踏ん張りの地力が問われ、好勝負だったと思います。

勝ったエフフォーリアは道中の位置取りはこれまでよりもやや後ろ目でしたが、3コーナー入り口でクロノジェネシスに並びかけこれを内へ閉じ込めると、じわじわ加速しながら直線入り口では先頭を射程に入れる位置に。昨年の覇者を自由にさせなかった横山武史騎手の作戦も見事でしたが、相当に長い距離脚を使って押し切った馬も素晴らしかったですね。

天皇賞(秋)はスローペースからの上がり勝負で勝ち、有馬記念は急流の消耗戦を撫で切っての勝利。性格の異なる勝負を連勝したエフフォーリアは堂々の年度代表馬候補になりましたね。おそらくラヴズオンリーユーとの争いになるでしょうが、どうなるでしょうか。

狙っていたディープボンドは0秒1差2着。道中は4列目あたりの内に。激流に惑わされることなく折り合い、4コーナーでじわじわ加速して前に取り付き、直線外へ持ち出すタイミングも良かった。かなり良い走りを披露してくれましたが、最後はエフフォーリアに僅かに振り切られてしまいました。得意の消耗戦で力は出せましたが、勝ち馬との2キロの斤量差は大きかったかなという印象。悔しい2着ですが来年こそはG1戴冠に期待。

馬券は本線の複勝が的中。

 

 

さて年内最後の中央開催、火曜日のメインはホープフルステークス

特に天気の崩れもなく、中山の芝コースは日曜日同様のコンディションで望めそうで、やや上がりのかかる良馬場でのレースとなりそうです。

朝日杯の時もメンバーが手薄と感じたのですが、ホープフルステークスの方も重賞勝ち馬がコマンドライン1頭で、半数以上が1勝馬というメンバー構成。キャリアの浅い馬同士の対戦ということで比較が大変難しい。

おそらく1番人気はそのコマンドラインになるでしょうが、戦績どおり大箱コースのマイル戦が向く血統で多頭数の中山2000mではそれほど信頼がおけない馬でしょう。これが人気をかぶるなら、キャリアは浅くとも一発の魅力を秘めた馬を狙いたい。

 

注目はアケルナルスター。

キャリア2戦1勝、先月に未勝利戦を勝ったばかりですが、その勝ちっぷりが良かった。道中は馬ごみを嫌って最後方。直線入り口でもまだシンガリで、騎手からゴーサインが出たのは残り300mぐらいの地点だったでしょうか。いかに府中の直線が長いとはいえ、直線半ばから追われて2馬身突き抜けた決め手はなかなか見どころがありました。

今回はコースが中山コースになり、陣営のコメントからおそらくまた道中後方からの競馬になりそうなので前回ほど余裕のある展開にはならないと思いますが、前半きちんと脚を溜められれば、終いの脚はこの今回のメンバーでも上位の切れ味でしょう。

 

アケルナルスター

マテンロウレオ

ジャスティンパレス

△ タイラーテソーロ

△ ラーグルフ

 

馬券はアケルナルスターの単複(複勝厚め)・ワイド流しと、馬連ボックスを考えています。

さてどうなりますか。