スプリンターズステークス 予想

秋のG1シリーズがスタート。ただし、無観客での開催がもうしばらく続く見込みで、開幕戦としては少々さびしい感じのスプリンターズステークスです。

 

秋の中山開催は毎年時計が速くなる傾向にあるのですが、今年は例年より時計がかかり気味。去年はかなりの高速馬場でしたが、今年はそれよりマイル換算で1秒半ほど遅くなるようなイメージです。トップクラスの短距離馬16頭が揃っていますが、レース上がり3ハロンは34秒台中盤、走破タイム1分8秒台前半になると予想。

 

人気は3頭が抜けた人気。今春は高松宮記念2着・安田記念1着と結果を出したグランアレグリアが1番人気で、高松宮記念1着のモズスーパフレア、去年のスプリンターズステークス3着のダノンスマッシュが僅差で続いて売れています。

 

内の絶好枠を引いたモズスーパーフレアに、ラブカンプー・ビアンフェ・ダイメイフジなどが揃い、先行争いは激しそう。今の中山の馬場では一気の加速がつきにくいので、道中後方で溜めて・・・というタイプよりは、ある程度位置を取れて直線すぐに逃げ馬を捕まえられるような馬が狙いどころでしょうか。

 

注目はダイアトニック。

今年は先団につけて巡航速度を活かす戦法を身に着け、重賞戦線でも安定して好成績を残しています。

前走のキーンランドカップは58キロを背負い、重馬場で非常に荒れた内ラチ沿いに閉じ込められてまったく競馬になりませんでしたが、これは悪条件が重なっての参考外の一戦。

武豊騎手が凱旋門賞騎乗の為、今回は横山典騎手に乗り替わりになりますが、中山を知るベテランならばそれほどマイナスにはならないでしょう。

中間の稽古も良く動いていますし、少し時計がかかる良馬場というのは好材料

高松宮記念3着以上の着順を期待。

 

◎ ダイアトニック

○ ダノンスマッシュ

▲ モズスーパーフレア

△ ミスターメロディ、レッドアンシェル、ビアンフェ

 

グランアレグリアは追い切りの雰囲気がいまひとつで、追い切り後の馬体重も重め残り。その後レース直前にも関わらず、金曜日・土曜日と負荷のかかった稽古を課されていて、仕上げを焦っているような気配を感じます。休み明け久々の方が良さそうな馬ですが、中山コース未経験なこともあり、今回は軽視。

 

馬券はダイアトニックの単勝とダイアトニックからの馬連・ワイド流しを考えています。

 

日曜夜の凱旋門賞はかなりな道悪でのレースになりそうで、厳しい条件とは思いますがディアドラには頑張ってもらいたい。禁止薬物の影響でエイダン・オブライエン勢の動向が気がかりですが、サーペンタインSerpentine は道悪上手そうなので、馬券を買うならこれかな、と。

さてどうなりますか。