高松宮記念 予想

春のG1シリーズ開幕。

まず今週は高松宮記念

 

中京の芝は開幕週からそれほど速い時計が出ていなかった上に、今週の土曜日は雨の中の開催があり、日曜日も雨予報。おそらく馬場状態は重か不良でのレースになり、時計もかかりそうです。

昨年の1~5着など、なかなかメンバーは揃った印象ですが、確たる逃げ馬は不在。おそらくオパールシャルムが先手を取るのではと見ていますが、この馬が刻めるラップはG1の逃げ馬としては物足りなそうではあるので、道中早めに動く馬も出てくるかも。後傾ラップとまでは考えていませんが、前後半イーブンぐらいなら可能性充分と見ています。

 

昨年の勝ち馬ナランフレグは昨年と同じくオーシャンステークスをステップにここ参戦。

前走は結果は9着でしたが、出遅れた上に前が詰まってレースにならず、斤量も59キロ背負っていましたから参考外とみています。大きな休みを挟むことなく使われ続けていた昨年と違い、今年は前走が3ヶ月の休み明けでしたから、心身の鮮度は今年の方が上。

稽古も軽快に動けていましたし状態は良さそう。輸送で大きく馬体重を減らすタイプなので調教後馬体重が多めに出ていますがあまり心配していません。

道悪も実績があり、7歳を迎えましたが今年も有力な1頭。

 

他で注目は阪急杯の1,2着馬アグリとダディーズビビッド。

阪急杯は前半から締まった流れになった上、終いまで大きくペースを落とさず上がり切った非常に内容の濃いレースでした。勝ち馬アグリは番手抜け出し、タイム差なしの2着馬ダディーズビビッドは1列後ろからの直線鋭進とスムーズな競馬であったのは確かですが、走破時計は優秀で好印象を受けました。

今回は1200mへの距離短縮の対応が課題になりそうですが、この点で上位に評価したいのはダディーズビビッドの方。勝ち星こそありませんがオープン・重賞でも好走実績があり、さらに左回りの中京は得意コース。またこの血統配合なら道悪で評価を下げる必要はないと考えています。

今回はテンに速い馬も不在で、馬場も消耗を強いられそうなコンディション。スプリント専門よりもマイラー寄りの短距離馬の方に向きそうな条件になっていますから勝機か。

 

 

◎ ダディーズビビッド

○ ナランフレグ

▲ アグリ

△ メイケイエール、ファストフォース

 

馬券は馬連・三連複のボックスと、ダディーズビビッドからのワイド流しを考えています。

それではどうなりますか。