エリザベス女王杯 予想

先々週の天皇賞・秋はイクイノックスが優勝。

ハロン毎のレースラップが12.4-11.0-11.5-11.4-11.4-11.4-11.4-11.6-11.4-11.7、勝ち時計が1分55秒2の恐ろしいレコードタイムでした。

スタート、外枠から押して出たジャックドールと内から突っ張っていったガイアフォースが競り合いながら2コーナーへ。もうすでにオーバーペースといった感じで、両馬とも去年のパンサラッサのような大逃げを想定していたのでしょうが、ゲートから100mほどでプランは破綻していましたね。オーバーペースな上に、後続を引き離すこともできず、しかも3番手にイクイノックスが抜群の手応えで楽に追走している。

ここからはもう、騎手の駆け引きなどは関係ないタイムアタックのようなレースとなり、残り400mあたりで先頭に立ったイクイノックスが力強くゴールを駆け抜けました。

軽い馬場だったとはいえ、ハロン11秒4のペースがずっと続く消耗戦。道中3番手から楽々抜け出して快勝したイクイノックスは、さすがに世界ランク1位という巡航速度と持続力でしたね。凄いレースでしたが、それゆえあまり語ることがない。

狙っていたプログノーシスは0秒6差3着。ゲート外隣のジャックドールがスタートで切れ込んでくるのは想定内でしたが、内隣のヒシイグアスも外に膨らんで前が完全にカットされたのが痛かった。ゲートは巧くない馬ですが2コーナーまでの入りがもう少しスムーズなら2着の可能性はあったはず。ただ、今年に入っての成長・充実ぶりはこのレースでも見せてくれたので、次走の香港遠征はタイトル奪取のチャンスでしょう。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週はエリザベス女王杯

淀の芝コースは先週からBコースを使用。降雨の影響もあって土曜日は朝から道悪の競馬でした。最終レースが稍重発表、明日は曇予報なので良馬場でのレースになりそうですが、パンパンの良馬場での時計勝負とはならなさそうです。

久々に淀の芝2200m戦に戻っての一番。府中や仁川の芝1800m戦で見せていた脚が再現できるのか、またリバティアイランド以外の3歳牝馬古馬重賞級に通用するのか、ちょっと難しそうなレース。

 

注目はジェラルディーナ。

昨年このレースを勝ってからは牡馬の一線級と戦ってきた馬で、時計勝負にならなければ大崩れはしない力は証明してきました。

今年も去年と同じく、オールカマーからの転戦。去年は1着、今年は6着と着順は悪くなりましたが、スタートで後手を踏んでしまったのがすべて。力落ちという印象は受けなかった。

今回は時計がかかりそうな馬場、展開。鞍上はムーア騎手を配して巻き返しの気配は上々。

稽古はまあまあといった印象。追われてからの反応が今ひとつ、なんてコメントもありましたが力みの抜けたフォームからスピードは出せていますし充分走れる態勢にはあるでしょう。

 

◎ ジェラルディーナ

〇 ビッグリボン

▲ ローゼライト

 

人気薄で面白そうなのは、時計が速くなった時のビッグリボンと、逆に道悪になった時のローゼライト。馬券はジェラルディーナの単勝が本線で、他にビッグリボンの単勝とローゼライトの単複を少額抑えようと考えています。

さてどうなりますか。